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「まぁ今の押さえ込まれた能力を解放すればの話だけどね」
「もちろんそんな危険な世界なんだから解放してくれるんでしょ?」
「もちのろんさ、さぁ・・・目を閉じて」
いわれたとおりにおとなしく目を閉じると体の奥から何かがこみ上げてくる感覚に襲われる
「・・・気持ち悪い」
「慣れるまでの辛抱さ。生前君は変な物体を生成・加工できただろう?さっき作ったナイフみたいにね」
「できたよ~」
そのせいで結構気味悪がられたけどね。
「それはダークマターっていう能力でね。あ、暗黒物質じゃないよ?世の法則に捕らわれない物質なんだよね~
僕が世界を作ったときに唯一手を出せなかったものでもあるんだよ。それを完璧に危険な部分を中和に使いこなす君は紛れもない人外だよね。」
「そんなボロクソ言わないでよ。それにそんなに使いこなせてなかったよ。できてもナイフ程度だったし」
まぁそれでも十分人を殺す程度のものはできたけど
「さっき抑えてた部分を取り除いたから100%使えるようになったよ。前までの付与は【ある程度の切断】とか【壊れ辛い】とかだったけど今は【絶対切断】【必中】【不壊】とか付けれるようになったよ」
「お~!便利になったね!・・・・・・あのさぁ。もうひとつお願いあるんだけど」
「ん?なんだい」
「植物操作も欲しいんだ。あと甘いものの創造許可くださいお願いします」
後半のは子供のころからの夢であり僕の生命線でもあるのでぜひとも欲しい
「・・・君って欲ないよね。それくらいのことなら全然いいよ。ああ!後僕が手を加えたから精霊とか聖獣・神獣とかに好かれるからそこらへん考えて行動してね」
「了解~獣に好かれるっていいじゃない!もふもふできるよ。寝心地よさそう」
「・・・君って睡眠欲大きいね」
「だって僕の体は睡眠と食事だけでできてますから」
「性欲は?」
「人並みにはあるんじゃないかな?ただ睡眠のほうが大事だからぁ~」
目の前で他人が助けてと言っていてもたぶん睡眠をとるだろうね
「そう・・・あ。そろそろ私も仕事に戻らないとね。じゃあこの扉をくぐってね~」
「ん。じゃあさよなら~」
そういって僕は扉をくぐっていった
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