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「普通に考えてそうだよな、新貝。早く座れ」
そう言われて息を切らしながら席に座る女性。オレの1つ上なんだが、いつも駆け込みで来る。
「そろそろこのやり取り飽きてきたよ」
女性に声をかける。
「じゃあ勝原が遅れてくればいいじゃん」
「いやいや、新貝より遅れたら、ホントに遅刻だよ」
新貝は実際、遅刻をしているわけではない。ギリギリなだけなのだ。1分前なら上出来なのだ。新貝は、遅刻3秒前に駆けつけることは時々ある。しかし遅刻の回数は1回だけなのだ。
恐るべし。
「まぁ見ればわかるが、一応出欠をとるぞ」
「徳橋」 「はい」
「佐藤」 「はい」
「勝原」 「はい」
「新貝」 「はい」
「よし、全員いるな。ということで解散!」
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