永遠の始まり

2/2
前へ
/36ページ
次へ
「ここで散れ!」 光の柱が幾本も現れ、禍々しき[それ]を貫いた。 「があぁぁぁぁ!」 [それ]は叫びを上げ、倒れた。 「今だ!やれ!」 [それ]をたたき伏せた者が、合図を送った。 すると凄まじい光が、辺り一帯を包み込んだ。 「さらばだ…!黒き神よ、光の力の前に散れぇ!」 その言葉と同時に、[それ]は光の中へと吸い込まれる。 「おのれぇぇぇぇぇぇ!我は負けん!光になど、負けん!いつか蘇り、貴様を、貴様達を必ず殺してやる!」 「おのれぇぇぇ!聖王ーーーーーーーー!」 [それ]が消えた瞬間、空は光が差し、溢れんばかりの希望が広がった。 「まだ封印しただけだ…。いずれ奴は、再び現れる。その時までに…。」 その者は、空を見上げ何かを呟いた。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加