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「ここで散れ!」
光の柱が幾本も現れ、禍々しき[それ]を貫いた。
「があぁぁぁぁ!」
[それ]は叫びを上げ、倒れた。
「今だ!やれ!」
[それ]をたたき伏せた者が、合図を送った。
すると凄まじい光が、辺り一帯を包み込んだ。
「さらばだ…!黒き神よ、光の力の前に散れぇ!」
その言葉と同時に、[それ]は光の中へと吸い込まれる。
「おのれぇぇぇぇぇぇ!我は負けん!光になど、負けん!いつか蘇り、貴様を、貴様達を必ず殺してやる!」
「おのれぇぇぇ!聖王ーーーーーーーー!」
[それ]が消えた瞬間、空は光が差し、溢れんばかりの希望が広がった。
「まだ封印しただけだ…。いずれ奴は、再び現れる。その時までに…。」
その者は、空を見上げ何かを呟いた。
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