Running Shot

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 「あぁ、ちゃんと聞いとくんだったなぁ……」  「終わったことはしょうがないじゃない、後で宿題一緒にやろ」  「そうだね」  学校が終わった夕方の帰り道、望とつばめは自転車で国道134号線を駆け抜け、家路を急いでいた。  結局、望はあの後はずっと固まったまま午後の授業を聞き続け、気がつけば帰りのホームルームが終わっている、そんな状態だった。  二人がサザンビーチの前にさしかかったとき、駐車場のほうから変な爆発音のような音が聞こえてきた。  同時に焦げ臭い臭いと煙が二人のもとに漂ってくる。  「なんだろう?」  「行ってみる?」  「まさかとは思うけどね……」  そう言って二人は自転車の向きを変えると、爆発音らしき音があった駐車場に向かって行った。
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