~正義、見参~

11/12

46人が本棚に入れています
本棚に追加
/52ページ
瞬 「墨田くん、約束通り、これからイジメはやめると誓って欲しい。」 僕は墨田くんの顔を見ながら自分のデッキをしまう。 墨田 「ふっ…ははは……あーっはっはっはっ!」 墨田くんはその場で大きな声で笑った。 瞬 「何がおかしいの?」 笑う墨田くんを見て僕は不思議に思う。 南 「ぷ…くくくっ」 南くんまでも僕を見て小さく笑う。 瞬 「南くんまで、どうしたの?」 南 「くくくっ…いや、だって、ふふふっ…五十鈴くん、真面目だからっ」 南くんは、その後お腹を抱え笑い始める。 墨田 「はははーっ、笑える、そもそもオレはイジメなんかしてねぇんだよ。」 墨田くんの言葉を聞いて僕は驚いた。 イジメなんかしていない? そんなはずは……。 瞬 「でも墨田くんは、僕とのファイトに応じたじゃないか!?」 墨田 「応じたが、オレはただファイトがしたかっただけなんだよ。大体オレは、イジメなんてガキ見てぇなことはやんねーんだよ。」 墨田くんは自分のデッキをしまう。 じゃ僕が見たあれはなんだったのだろうか…。 瞬 「さっきのはなんだったの?」 僕は訳がわからずに墨田くんと南くんに聞いてみる。 南 「あれは、僕と墨田くんでジャンケンをして、負けた方がジュースをおごるって言う話しで…。」
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46人が本棚に入れています
本棚に追加