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瞬
「墨田くん、約束通り、これからイジメはやめると誓って欲しい。」
僕は墨田くんの顔を見ながら自分のデッキをしまう。
墨田
「ふっ…ははは……あーっはっはっはっ!」
墨田くんはその場で大きな声で笑った。
瞬
「何がおかしいの?」
笑う墨田くんを見て僕は不思議に思う。
南
「ぷ…くくくっ」
南くんまでも僕を見て小さく笑う。
瞬
「南くんまで、どうしたの?」
南
「くくくっ…いや、だって、ふふふっ…五十鈴くん、真面目だからっ」
南くんは、その後お腹を抱え笑い始める。
墨田
「はははーっ、笑える、そもそもオレはイジメなんかしてねぇんだよ。」
墨田くんの言葉を聞いて僕は驚いた。
イジメなんかしていない?
そんなはずは……。
瞬
「でも墨田くんは、僕とのファイトに応じたじゃないか!?」
墨田
「応じたが、オレはただファイトがしたかっただけなんだよ。大体オレは、イジメなんてガキ見てぇなことはやんねーんだよ。」
墨田くんは自分のデッキをしまう。
じゃ僕が見たあれはなんだったのだろうか…。
瞬
「さっきのはなんだったの?」
僕は訳がわからずに墨田くんと南くんに聞いてみる。
南
「あれは、僕と墨田くんでジャンケンをして、負けた方がジュースをおごるって言う話しで…。」
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