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~瞬の家~
鈴森さんのファイトから一週間が過ぎた。
今日は日曜日で学校が休みだから、隣街のカードショップに行こう。
という事で僕は、墨田くんと南くんを誘う事にした。
僕は携帯で墨田くんと南くんに連絡して駅の改札口に集合してもらう事にした。
~駅の改札口~
瞬
「南くんと墨田くん達はまだかな?」
僕は周りを見渡し、南くんと墨田くんの姿を探す。
ーピピッピピッー
僕の携帯が鳴る。
瞬
「墨田くんからメールだ。」
携帯を開きメールを見る。
えっと、『時間に間に合いそうにないから、先に行っててくれ。』
だそうだ。
瞬
「わかった、隣街のショップで待ってる、と返信。」
僕は、メールを返信する。
南
「五十鈴くん、お待たせ~」
知らない女の子が、僕に手を振ってこっちに来る。
瞬
「すみません、どちら様でしょうか?」
僕はこんな可愛い女の子は知り合いにはいない。
南
「五十鈴くん酷いなぁ、南だよ。」
女の子は南と名乗り、僕の右手を両手で掴み。
何だろ、この感覚、ドキドキしてる。
瞬
「えっと…。」
なんか少し体温が上がった気がする。
南
「五十鈴くん、顔、赤いよ?大丈夫?」
女の子は僕の顔を覗き込む……可愛いかも。
瞬
「えっ、大丈夫、大丈夫。」
僕は一歩下がり。
それにしても、名前…南って言ったっけ?
南?……くん?
まさか、南くん?
瞬
「えっと、南くん?」
僕は、恐る恐る訊いてみる。
南
「五十鈴くん、なに?」
この反応…南くんだ。
僕は男の南くんを可愛いと思ってしまった!
だってそんな格好、おかしいじゃないか!
だって、普通に女の子じゃないか!
瞬
「ええっと、可愛いね。」
ちがーーーう!!何を口走ってるんだ僕は!?
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