~天空の皇子~

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僕の言葉を聞いて、南くんはほんのりと頬を赤く染めて恥ずかしそうにあたふたする。 南 「ふぇっ!?違っ!これは、お姉ちゃんの趣味で決して、僕の趣味じゃないからね!?」 瞬 「うん、でも魅力的に見えた。」 ちがーーーう!? そうじゃない!僕は何を言ってるんだよーーーー!! 南 「えっと、あの、その、あ、ありがとう。」 南くんは顔を真っ赤にしてつぶやくように言う。 南 「そ、そろそろ、時間だから行こうよ。」 瞬 「そうだね。行こうっか。」 僕と南くんは電車に乗って、隣街まで行った。 電車の車内でも、南くんと僕は、一言も喋らず、微妙な空気が流れていた。 ~隣街~ 瞬 「確かここだったかな?」 僕達は駅を出てすぐのカードショップによった。 南 「カードショップ・イクシオン?なんかカッコイイ名前だね。」 瞬 「うん、まぁ名前がカッコイイのが関係あるのかわからないけど、普通のショップよりここは凄いよ。」 南 「へぇー、楽しみだなぁ~」 南くんは目を輝かせていた。 そんな彼の横顔がまた少し可愛いと思ってしまった。 僕と南くんはカードショップ・イクシオンの店内に入る。 南 「わーっロイヤルパラディンにオラクルシンクタンク、シャドウパラディンにゴールドパラディンとエンジェルフェザー!このケースはユナイテッド・サンクチュアリのユニット達がいっぱいなんだね!」 入り口を入って、すぐのショーケースにはユナイテッド・サンクチュアリ所属のユニット達が一枚一枚、綺麗に並べてある。 それを見た南くんは、僕の見たことのない、かわっ……コホンっ……笑顔を見せてくれた。 この前、来た時よりも枚数が増えてる。
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