~天空の皇子~

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瞬 「やっぱり、僕はディメンジョンポリスかな。」 僕は隣に並ぶスター・ゲートのショーケースを見る。 南 「五十鈴くんは、ロボットとかヒーローって好きなの?」 南くんもスター・ゲートのショーケースを見て僕に問いかける。 瞬 「うん、大好きだよ、特に超次元ロボ ダイユーシャが好きだね。」 僕は訊かれてもいない事にも答える。 南 「ノヴァグラップラーとかはダメなの?」 ノヴァグラップラーかぁ、ちょっと違うんだよなぁ。 瞬 「うーん…ノヴァグラップラーは闘いを目的としているでしょ?でも、ディメンジョンポリスは悪を裁き、人を守る事が目的だから好きなんだ。」 僕はうん、うんと頷く。 南 「……じゃ、僕の事も守ってくれたり、する?」 僕を上目使いで見る南くん。 これは、卑怯でしょ!?おかしいってこんなのぉぉぉ!? 冷静になるんだ、五十鈴 瞬、彼は、南くんは男だ。 普通に答えるんだ、普通に。 瞬 「もちろん、君が望んでくれるなら僕は君を絶対に守るよ。」 もう…やだ…。 僕はその場に、両手と膝をつき頭を横に振る。 南 「あははっ!冗談だよ、五十鈴くん。」 えっ?冗談? 瞬 「冗談?」 南 「うん、五十鈴くん、いじると面白いんだもんっ!あははっ!」 南くんの無邪気な笑顔が僕の心を打ち抜いた様な音がした。 瞬 「え、あ、あぁ、そ、そうだよね、いじられただけだよねぇ。」 僕は立ち上がり、あはは、と苦笑いをする。 南 「ねぇ、五十鈴くん、ファイトしようよ。」 南くんはデッキを取り出し。
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