プロローグ

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「ねぇ、どう思う?」 .... 「ちょっと、聞いてるの?」 「あぁ、聞いてる。 もう、今夜は仕事の事は忘れよう。 ほら、ワイン呑むだろ」 「仕方無いわね....。 うん、呑むよ~。 お摘み、何か造ろうか?」 「いや、寝る前だから....。 ....なぁ、感じる? クソっ、また始まりやがった」 その時、略同時に二人の携帯が鳴りだした。 「えぇ~、やっとゆっくり寝れると思ったのになぁ~」 「ぼやくな、ぼやくな。 ほら、早く着替えて! 出掛けるよ。 今夜は長く成りそうだから、予備の下着も忘れんなよ」 「下着だけじゃ済まないかもよ。 一応、着替え持って行きましょ、嫌な予感がするわ」 「女の感てやつ?」 「研究者の感よ! この鈍感」
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