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さてと、
誰の髪を切ってあげようか♪
今、あんみつの顔は笑顔で溢れています。この笑顔、周りからみたら怠そうにしか見えませんよ？しかし、店長には分かるようですね。
｢おい空気。不気味な笑顔を振り撒くな。客が怖がってんだろ」
｢空気じゃないです!空気清浄機です!!!」
｢長い。空気決定」
｢ってか、あんみつでいいじゃないですか!」
｢俺あんみつ嫌いだ」
｢私、店長嫌いです」
そんな会話の間にいた客Ｔ
｢あの…」
声をかけられた二人は同時に客Ｔの方へ振り向きました。何と、まぁ…二人とも目つきが悪い。二人の視線が恐いですね。なんだかカレーにされそう。いや、カレーを食べたいんですね。私が。
｢あの、髪切ってくれません？俺これからマスク買いに行きたいんで」
そう言うとあんみつがじっと客Ｔを見始めました。どうやら見覚えがあるみたいですね。
｢あれ？どっかで見たこと…」
｢同じクラスの土々呂ですけど」
｢………えっ、誰？」
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