blank space//side;darkness

3/6
前へ
/41ページ
次へ
与えられた余分な力 神様の? 細胞の? どっちにしろきっと気まぐれでしかない。 その力は俺の運命を大きく歪ませる事しかしなかった。 俺はその力を恨み、 次第に諦め、 そして己の欲望の為使う道を選んだ。 己の運命と諦め その力に身を委ねてしまえば ねじ曲がった人生もそう悪いもんじゃねえ、 なんとなくだがそう思えた。 俺の力は金になった。 薄汚いギブ&テイクの末に 俺は膨大な金と大して役に立たない捨て駒、 そしてこの街の夜を手に入れた。 .
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

105人が本棚に入れています
本棚に追加