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繋がった二人の手。
顔が熱い。
驚いたようにこちらに視線を向ける奴から逃げるように
相手の手を引き先を歩く。
相手の掌が握り返してくれるのに内心跳び上がりたい程嬉しくて。
ふと、
相手が今どんな表情をしているのか気になり
そっとそちらを振り返れば
泣きそうな笑顔。
『すげえ嬉しい、ありがとう。』
その言葉に、
胸が押し潰されそうになる。
ああ神様、ありがとうございます。
これからも俺の背中を押してください。
俺、
もっとこいつの嬉しい顔が見たいんです。
end.
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