異常な日々

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「ゴミが荒らされてるのよ。しかもそのゴミ袋をわざわざうちの前に持ってきて、そこで散らかされててね。最初は悪戯かと思ったんだけど、それが何度もあって……」 「ゴミ? うちのゴミが荒らされてたの?」 「うん……しかも、言いづらいんだけど、使用後のナプキンとかわざわざ開いて見えるように玄関口に置かれてたりもしたから気持ち悪くて」 「何それ? うそでしょ?」 「本当よ! だから陽菜にも心当たりがないか聞いてるんじゃない」 私が想像していたよりも酷い嫌がらせだった。 誰がそんな事を。 何が目的なのか。   すると母は手にしていた小皿をシンクに置き私に向き直ると、少し上目使いで私の顔を覗き込む。 「それに陽菜も知ってると思うけど、最近無言電話も多いじゃない? だからお母さん、心配になって……もしかしたら陽菜が何かに巻き込まれたり、嫌がらせにあってるんじゃないかって思ったのよ」
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