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上手く誤魔化せたかな?
そうじゃなくったて変な奴呼ばわりされているのに、これ以上変なレッテルを貼られるのはごめんだった。
私は出来るだけすました顔をしながら、来た道を戻ってゆく。
それにしても、さっきの感じ……。
未だに心臓は、ドクドクと早鐘を打っている。
この感覚。
昔どこかで……。
それが何時の事かは分からない。
だが、確かにあったのだ。
誰かに見られているような、嫌な感覚が。
そんな事を考えながら皆の元へ帰った私は、すぐに現実に引き戻される。
そして、何事も無かったかのように忘れていった。
しかし、その感覚が再び戻ってくるのは、そう時間はかからなかった。
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