4124人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
それは部活からの帰り道での事だった。
ブブブ……
「あれ?」
鞄に入れておいたスマホが振動していた。
「メールかな?」
その場に一旦立ち止まりスマホを操作すると、やはりメールの着信である事が分かり、直ぐ様受信BOXを開いてみる。
《○○小説サイト:コメントが一件あります》
それは、私が公開している小説投稿サイトからのお知らせメールだった。
今までにもサイトで知り合ったクリエーターや読者から、コメントを貰った事がある私は、それがなんら不思議な事では無く、むしろどんなメッセージが来たのかを早く確認したい気持ちでいっぱいだった。
「誰からだろう?」
既に日は落ちて暗い夜道。
私は再び歩き出しながら、サイトにアクセスする。
大概は読者から貰った、レビューや応援メッセージだったのだが。
この時のコメントは、少し違っていた。
最初のコメントを投稿しよう!