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とある冬の日のこと。
?「この学園…なんだか陰謀臭いわ!」
?「厨二病乙」
私達は他愛のない話をしていた。
?「あ、色々と紹介しておかなきゃ」
?「なんの話だ…」
あんたには関係ないことよ。
えっとまずは…
ここは、レム・トー・ディナ学園。
中等から大学卒業まで上がるエスカレーター式の私立女子校である。
広大な敷地を持つ、かなりのお嬢様学校らしい。
ちなみに名前の由来は完全無欠の英雄で戦乙女のレム・トー・ディナから取ったとされている。
私、霧雨蒼雅(キリサメ ソウガ)はここの3回生である。
もうすぐで高等教育にあがるという時期になり、不安や期待などが心の中で渦巻く…ということはなく、いつも通り何も考えずに過ごしていた。
正直な話、退屈だらけな学校生活だったよ…。
しかし最近、学園側が妙な動きを見せ始めた。
私は思った。…何か陰謀めいたものを感じる…と。
そういった感じで、好奇心旺盛な私はその陰謀を様々な力(財力、武力、地位、頭脳etc.)を駆使して今、暴こうとしているのだ!
―戦乙女大戦記~学園編~―
少女たちの戦いが今…始まる!
これでいいかな?…いけるでしょ。
さて、仕切り直して…。
蒼雅「この学園…なんだか陰謀臭いわ!」
?「二回も言わなくていいよ…」
蒼雅「もう!少しくらいノってくれても良いじゃない八雲!」
八雲「だってアンタ疲れるんだもん…」
冷静にツっこんでくるこやつの名前は神代八雲(カミシロ ヤクモ)
私の幼い頃からの親友。
いつも隣で私のストッパーをしてくれる優秀なツッコミ役だ。
いつも『蒼雅は疲れる』だの『面倒臭い』だの抜かすが、コイツは私が大好きなのだ。
試しに
蒼雅「うぅ~…八雲に嫌われたぁ~」
と、落ち込む素振りを見せると
八雲「そんなことないから泣き真似はやめなさい」
と、返してくれるのだ!…少し冷たいけど。
まぁ喧嘩したら更に友情が深まる不思議な仲だしね。
蒼雅「話戻すけど、八雲は何も感じないの?」
八雲「全く…と言いたいとこだけど、今回ばかりはそう言えないみたい」
はぁ~、と大きな溜め息を付きながら言う。
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