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絨毯、鎖、大量の血、
その上に横たわる、死体。
それを見て京介が呟いた。
剣城「また死んでる…」
京介にとっては慣れたもの。こないだなんて死体の全身にナイフが刺さってた上、鎖もちゃんと放置せず巻いてあった。
今回は、ナイフは胸に刺さってる一本だけだし、鎖も左腕に軽くしか巻かれてない。
剣「おい起きろ天馬」
死体は喋らない。
止まった心臓、冷たい体、何も映さない瞳。
ナイフを抜いて、鎖をほどいて、頭を叩く。
剣「起 き ろ」
叩く。
起きない。
キレる。
剣「起きろっつってんのがわかんねぇのかバカコロネ!」
松「誰がコロネだ!」
ガバッと起き上がる。体内の血液が活動を再開し、体温を取り戻した。
で、京介を見る。
松「あれー?京ちゃんだ~」
剣「お帰り、天馬。片付けてきたぞ、依頼」
松「お疲れ様~。あー!」
剣「なんだよ」
松「コロネって言ったのは京ちゃんだな!」
剣「ここに俺しかいないからな」
松「許さん。許さんよ京ちゃん」
剣「ごめん」
松「許す!」
ライトニング8、ブリーズの松風天馬は死体少年。
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