その男の名

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      ショク 黙々と蕎麦を嘱し、ふと斎藤の方へ視線を向けると…… ……なんだあれは 何故か蕎麦に団子を揚げた物が入っているではないか それを黙々と食べる斎藤 なんだ? あれは美味いのか? …… 否、俺は断じて食わん 心のなかで自問自答し、蕎麦を食べ終えた 「勘定を頼む」 勘定を払い店を出ようとするが 「あ゙あ゙?なんだこの蕎麦は!!髪が入ってるぞ!!!おい!!どうなってんだこの店はよ!!」 どうやら、質の悪い輩が店にいるようだな 俺は踵を返し、その輩へと足を進めた
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