君が為この命をも捨ててでも君を守るなら

その男の名

ﾁｭﾝﾁｭﾝッ

｢……朝か……｣

昨日宿に帰るとすぐ女将に会った

すると女将は顔を真っ青にした

『アンタ……どうしたんだい？』

『浪士たちに襲われた』

『怪我はないんか？！』

浪士に襲われたと聞くやいなや、身体中怪我はないかと見られた

俺は苦笑しながら

『大丈夫だ』

と言うと

『ほんならさっさと血ぃ落としてき！』

と背を叩かれた