バリトンサックス

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曲が終わる。 「一年生が入ってダイナミックになりましたね。中身見ていきましょう。まずフルート・オーボエ、そこのトリルはもっと華やかに。」 「はい!」 「トランペット、トロンボーン、はい、ここ主旋だからもっと目立って。みんなバリバリ吹いて。」 「はい!」 「低音、伸ばしのピッチは悪くないから音質合わせて。」 「はい!」 「で、特にバリトンサックス、サックスは出すぎると全体のバランス崩れるから周りよく聞けな。」 「はい!」 アイラとショウ先輩。 「あとショウはもっと音出せ。一年生に負けてる。」 「あ、はい。」 「で、アイラだっけ?アイラはもっとショウの音に混ざるように吹いて。」 「はいっ!」 小原先生はサックス専門だから、サックスは合奏で、集中的に言われてしまう。 「では、もう一回頭からください。」 「はい!」
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