いいえ、特訓です

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夜 媚薬効果で獣に大変身したライルのせいで、体が起こせない ベッドにゆっくり寝転んでいるんだけど…… 床でライルが土下座してる 勿論真っ裸 「だから、ライルは謝る必要ないんだってば」 「いや、いくらなんでもお前が起き上がれないなんてやりすぎだ、すまない…」 確かにやりすぎだけど… 痛み系統は設定で無しにしといたし、実質疲労なんだよね だから、回復魔法で簡単に治る それなのにこの真面目君は… 「ライル、土下座よりご飯が欲しいわ?」 「簡単なものしか作れないが、作ってくる」 ライルはとりあえずパンツとズボンだけ履いて出ていった よっしゃ!事後でも普通に話してたよな? これでライルが一歩を踏み出せたわけだ! 俺は恋人と、イチャイチャくっついてたいタイプだったらしい まぁ今まで好きな人がいなかったから知らなかったけど ライルが照れるから我慢していたが、もう遠慮しねぇ! 「シヤ、リゾット作ってきた」 「ありがとう」 ベッド横にライルがきて、サイドテーブルに皿を置き、俺を起き上がらせて背中に枕をセット 至れり尽くせりだな ついでに俺はライルのシャツ一枚しか着ていない、なのにライルが照れないということは……… うん、ウブウブライルが見られないのはチョット残念かもしれない 「はい、シヤ……あーん」 「全然ウェルカムよ!あーん」 まさかライルから『あーん』されるなんて!幸せだ!
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