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ま、体の違和感はぬぐえないが、動けない程じゃない
授業が終わって放課後
昼にはなんとか復活した天野とフォイ君を連れて訓練所に来てる
天野にはまず魔力コントロールの練習をさせなきゃいけないみたいだ、めんどくせぇ
「はい、魔力球を作って」
城で鍛えてはいるから魔力球くらいは作れるようだ
「じゃあそれをその場でぐるぐる回転させる」
ライルも一緒にやってるけど、十個一辺にやるとか流石ライル
「あれ?難しいな…」
「というより、この指輪をして魔力球の維持をするのが難しいのだが…」
フォイ君は綺麗に回転する魔力球を見ながらへばってる
「天野はよくわからないみたいだな、俺が協力してやるよ」
ライルは天野の背中に手を当てて、魔力を馴染ませてから天野の魔力球の制御を手伝ってあげている
「おぉー!なんとなくわかったよ!ありがとうライルさん!」
「あぁ、強くなってもらわないと訓練に張り合い出ないからな」
だよね!
「フォイ君はコントロールも大丈夫みたいだし、指輪をつけた状態に慣れるように走ってらっしゃい」
「そうだな、行ってこよう」
見た目○フォイなのに、なんて素直な子なんだフォイ君
「お前は魔力球維持したまま走ってこい!」
「うえぇっ!?あ、ちょ!この魔法追いかけてくるよ!?」
「なっ!?こちらに来るんじゃない!」
ライルが追尾式の魔法で天野を追いたてて、天野がフォイ君と並走したからフォイ君まで魔法から逃げるように全力疾走してる
「さ、シア…少し休憩しよう」
カワかっこいい顔して鬼畜だな、ライル
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