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とりあえず、訓練させて一週間
とうとう大会当日だ
フォイ君は指輪したままで普通に訓練できるまでになった
天野はまぁ、最初のスタートラインが低かったからせいぜい日常を普通に生活できるくらい
訓練になると直ぐに魔力切れするんだよ
これまでの訓練を思いだしながら開会式の挨拶とかを聞き流し、控え室にやってきた
「トーナメント的に試合数は五回だな」
ライルが紙を見ながら言った
五回かぁ…
「まぁフォイ君と天野の頑張り次第で私達の出番もあるかもしれないわね」
「チームの総力戦だからな、二人に任せても取りこぼしはあるだろう……四人だからな」
あー…
面倒だな…
「フォイ君、一緒に頑張ろうね!」
「あぁ、どうやら僕たちが頑張らなければならないようだしな」
意気込みは十分か
「ま、テキトーにやればいいわよ、指輪外れるんだから外して瞬殺しなさい」
俺が言うと、二人は嬉しそうに指輪を外した
そんなに嫌だったの?
「おー!体が軽いよ!!」
「はぁ……魔力をずっと使用した状態からやっと解放された…」
「外したからには、全勝してもらわないとな」
ライルがニヤリと笑って言った
「「…………」」
二人して無言で指輪を着けた
ちょwww
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