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中学に入ってすぐに柚那と付き合い始めて、もう1年以上が経っている。
毎日学校で会って話していたから、一週間も柚那と話せなくなるなんて考えてもみなかった。
柚那と話せない学校は俺にとって、無意味な場所だった。
一日一回、病院で柚那に会えるのが俺の救いだった。
だからか、柚那が目を覚ました時、俺は泣いていた。
「柚那……」
俺が棒立ちしている目の前に、ベッドにすがり付いて号泣している柚那の両親がいた。
主治医の人や看護師さん達は俺達に気を利かせてくれたのか、病室にはいなかった。
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