《基本ルール》

10/12
前へ
/31ページ
次へ
⑧擬音    プラス要素その二。  正直、あと二回プラス要素があると『⑧擬音』の数字が二桁に突入します。おいおい大丈夫か? と心配された方。大丈夫です。⑳←証拠。  さて、前置きが長くなりましたがやりますか。今回は例を見てもらったほうが早いのでちゃちゃっと行きましょうか。 【例】  景気よくなったのは始業のベル。と同時に、ベルが鳴ってるのにもかかわらず静まらぬ教室のドアを開ける。 「おっはよーっす」 「はい。遅刻三十五回目。留年な」  教室の喧騒が一瞬でやんだ。 …………◎  キーンコーンカーンコーン。  始業のベルが鳴っている。  ざわ。ざわざわ。  ベルが鳴ってるのにもかかわらず静まらぬ教室のドアを開けた。  ガラッ! 「おっはよーっす」 「はい。遅刻三十五回目。留年な」  シーン。 …………×      やりすぎた感はありますが、これはこれでわかりやすいでしょう。ようは、擬音など使わず描写でカバーしろってことです。擬音を使った文章なんて、遅刻の言い訳リストくらい見るに耐えません。だから、僕は遅筆の言い訳はしません。ははは。では、また。 【注意】  自分に自信のある方は使ってもいいと思いますが、表紙にも書いてある通り、本作品(というかこの章)は初心者用です。よって、ミスりそうなところは出来る限り排除したいと考えています。御了承ください。 【まとめ】 ・擬音は描写でカバー。 ・効果的な擬音を使えるのが望ましいです。 ・後に擬音が使える場面を紹介します。 ・遅刻。それはロマン。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

577人が本棚に入れています
本棚に追加