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鼻歌でみっくみくを丁度歌い終えたら、風紀室はもう目の前
風紀室の扉は生徒会室と何ら変わりはない
俺はそれをノックし、
「のぞむーん俺ぇ
入っても良ぃ??」
多分望はいるだろうと予測で望を呼んでみる
数秒して望が扉を開けてくれた
風紀室の中は生徒会室と造りは一緒で、左右に一室と応接室も一緒
違う所と言えば、内装が白で統一してある所
生徒会室が黒だから、対抗して白なんだとwwwwwww
無意味な対抗心wwwww
風紀室の真ん中には4つの業務机が向かい合って置いてあり、壁には生徒会室同様、ファイリングされた資料等が並べられた背の高い本棚がズラリ
全体的に白いから、何か病室みたいwwww
「さっきぶりー」
「あぁ
朔…どうした??」
「生徒会の仕事と私用で」
俺は中に入ると、口調を元に戻した
「あれ、朔君??
どうかしたの???」
そう言って近付いて来た、黒髪の泣き黒子のある和風美人
「圭さん!!」
和風美人は風紀副委員長の橘圭(タチバナケイ)先輩
学園外に彼女がいる、生粋のノンケ
「はい、これ」
俺は圭さんに例の資料を手渡した
「龍牙が誤字が多いから直せって」
龍牙と言った瞬間、眉根を顰めた圭さん
受け取った資料を見て、1人の委員を呼ぶ
「雪夜君!!」
呼ばれて一室から出て来た俺より小さな薄茶髪の男の娘←
男の娘の名前は如月雪夜(キサラギユキヤ)
本人曰わくノンケ
俺の可愛い後輩で、大切な友人
「雪、おはよ
今日も腐ってるー??wwwww」
「あ、おはようございます朔先輩!!
腐ってますよーww」
挨拶しながらこっちに来る姿が可愛い
雪は大切な友人、腐レンドだwwww
俺のこの学園での唯一の腐仲間
圭さんの前に立つと、雪はうろたえつつ言った
「な、何ですか橘先輩…」
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