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「これ、君が纏めた資料だよね」
圭さんは雪の目の前に誤字だらけの資料を突き出した
雪は資料の中身を確認すると、肯定するように頷いた
「誤字が多いと、あの、生徒会長から文句が来たんだけど
あれ程生徒会に喧嘩売るなって言ったよね
これ何回目かな??」
あれ、何でかな、優士が見えるwwwwwwww
雪からゴクリと生唾を飲み込む音が聞こえた
「喧嘩なんて売ってませんっ!!!」
「売る気なくても売ってるんだよ!!
いい加減漢字の勉強してくれない??」
「--っ!!
だって…漢字苦手だし…」
あー…雪って漢字大の苦手だっけwwwwww
こないだ見かねた圭さんが小学生向けの漢字ドリル買ってあげてたwwwwwwww
「朔、そこ座れ
茶ぁ持って来てやるから」
口喧嘩をぼーと見ていると、望に促され、2人の言い争いを余所に委員の休憩用ソファに座った
薄いクリーム色が、この部屋に合っている
後ろから2人の殴り合いっぽい音が聞こえるが、見ない
見ちゃいけない気がするから←
雪は男の娘でも族の幹部
自分より大きい圭さん相手に互角だ
こう言った言い争いからの殴り合いは日常茶飯事だから、望は止めようとしない
俺じゃ歯が立たないから論外ww
2人の荒げる声や、痛そうな殴る音を背景に、ジッと望を待つ
望がお茶煎れてくれるなんてレアだw
カチャッと扉が開く音がして、下げていた顔を上げて一室の方を見た
が、開いていなかった
まさかと思い出入り口の方を見ると、やっぱり…
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