No,1

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望と他愛ない会話をしていると、玄関にチワワの人集りが出来ていた 毎朝の事なので、大して気にもせずその人集りへ歩を進める 俺達が近付くと、人集りは真ん中を通れる様に左右に開けた 「キャァア!!! おはようございます、霧崎様ぁ!!!!!」 「朔様今日も綺麗ですぅ!!」 「望様!!!」 「鹿嶋様がいらっしゃったぁ!!!」 ウルセェwwwwwww 俺の耳終了のお知らせwwwwwwww チワワ達の歓喜に、若干顔が引きつる チワワはそんな事お構いなしに、更に叫ぶ 望を見れば、顔全体で五月蝿いを表現してた 俺は立場上、嫌な顔が出来ない 寧ろ喜ばないといけない 下半身の緩い、チャラ男会計なんでwww 「おっはー皆ぁ 今日も可愛いね~」 その言葉だけで倒れたり鼻血を出すチワワ達 何これカオスwwwwwwwwww さっさと行こうとしたら、俺より10cmくらい小さい、茶色猫っ毛な子が走り寄って来た 走る度に猫っ毛が揺れて、可愛らしい 何か頬赤いし 「あ、あの、朔様!!!」 「んー??なぁに??」 猫っ毛ちゃんは緊張気味 後周りのチワワちゃんが怖いww 朔様に近付くなー的な 「今夜空いてますか!??」 叫ぶ様に問い掛けられる この質問も毎朝の恒例行事だ 俺が誰彼構わず抱くってありもしない噂が流れてから、よく聞かれるようになった質問 んな趣味ねぇよwwww 俺は見る派だよwwww 「今夜はぁ、もう埋まってるんだぁ ごめんね~」 俺は一旦言葉を切って、悲しそうな顔をした猫っ毛ちゃんを引き寄せた 吃驚して固まる猫っ毛ちゃんの耳元に、口を寄せて囁く 「良い子にしてたら抱いてあげるよぅ」 最後に耳朶をペロリと舐めるのがポインツwwwww .
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