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俺はすぐにアクセルを踏み込んだ。
流石に相手はEG6、VTECは普通にすごい。
第一コーナー、緩めの右。ハンドルを切りながらブレーキを踏み、いっきにアクセルを踏み込む。
リアが微妙に滑ってるような気がする。
南田のEG6はほぼ横にぴったりとつけている。箱根の道幅が広いからできたことだろう。
2つ目のコーナー。ここは急な左。
俺はここから一気に仕掛けることにした。
インはほとんど開けないコーナリング。
ブレーキをギリギリで踏んでアクセルを少しずつ踏み込む。
シフトを5速から4速、3速と落とし、いっきにコーナーをドリフトで抜ける。
その先の右はさっきよりきついコーナー。ここも同じようにクリアし、ちょっと長めのストレートに出る。
南田のEG6は少し離れたか、というくらいであった。
その先にはちょっとコーナーが続くところがある。そこで離して、いっきにケリをつける!
夏目「大丈夫かな…EG6だもんな…」
荻野「大丈夫じゃない?あいつのキューニー、スーチャ積んでるし。」
小池「だよね…ま、ともかく無事におりきってくれよな…」
くっ…いっぱいいっぱいじゃないか…何故だ…
こっちは200馬力ちょい出てるはずだ。なのに何故コーナーの立ち上がりと突っ込みの両方で離される!
何故だ…こっちはEG6だぞ!!!
南田「こーなったらもう知らん!いっきに追い上げてやる!」
次で仕掛けると決めたコーナーに突っ込むまでは、そんなに時間は無かったから。
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