峠道 Racing 0話「prologue」

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鉄丘「お、最後の方の急コーナーに二台が来たよ~。」 夏目「あいつは、あいつは無事か?!」 荻野「見た感じ無事だね。良かった。」 湯沢「南田のヤロー、何気にけっこう後ろに張り付いてやがる…」 本庄「結構うまいもんじゃん、あのキューニー。南田のEG6からずっと逃げ続けてるんでしょ?」 荻野「そうだね。2つめのコーナーでいっきに抑えてたからね」 最後の一個のコーナー。 相手が勝負をするとしたらここしかない。というかここよりあとはどうにもできない。 死ぬ気で突っ込む! ギリギリで突っ込み、思いっきり左足でブレーキング。素早くアクセルを踏み直し、一気に抜ける。 よっしゃ…抑えた…!!。 その後、俺はこのキューニーでEG6から逃げ切ったのだった。 そしてPAに戻ったのだった 夏目「おお~よくやったな~」 本庄「初めてであいつのシビックとあそこまでやれたんだ、上出来だろ」 小池「全く、あぶない突込みばっかしやがって…」 荻野「ともかく、お疲れさん。」 紅羽「あ…ありがとうございます。」 南田「お前…速いな。」 紅羽「そうですか?」 南田「ああ、速かった。」 紅羽「ありがとうございます。」 紅羽「荻野先輩~ちょっと疲れちゃったんで先帰らせていただきます~」 荻野「ああ、よくやったな。今日はゆっくり休んどけよ…。」 俺は一人キューニーを家まで走らせた。 月夜(紅羽)「ただいま~」 幽子「おかえり。遅いよ~。ごはんできてるけど食べる?」 ツキヤ「ああ、いただくとしておくよ。精神的にも肉体的にも、今日は疲れた。」
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