Chapter.1  ストーカーされてます!?

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「あんた……俺のこと知ってるみたいだが、何者なんだ?」 「?月野美紗、大学二年だと自己紹介したはずだけど……?」 「いや、そうじゃなくて。生憎だが、俺にはあんたと会った記憶がない。あんたは、どこで俺のことを知った?」 自慢じゃないが、俺は記憶力は良い。 ましてやこんな美少女と知り合ってたら、絶対に忘れない自信がある。 しかし覚えていないということは、彼女とは正真正銘の初対面だ。 なのに彼女は俺のことを知っている。 そこが気になったのだ。 「ふむ……知りたい?」 「ああ、知りたいな」 勿体ぶる彼女の言葉を、俺はすぐさま肯定する。 月野美紗はしばらく悩んだ後、ポンと手を叩いた。 「じゃあ、交換条件にしよう」 「……交換条件?」 ストーカーのくせになんで偉そうなんだ、こいつは……?
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