Chapter.1  ストーカーされてます!?

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ファーストキスをこんな形で奪われたことに驚いて抵抗出来ずにいると―― 「ン……っ」 「んっ……!?」 ぬるり、と口内に生暖かな舌が潜り込んできた。 悩ましくくねる彼女の舌の感触に、理性がどうにかなりそうだった。 しばらくキスをしていると、ようやく満足してくれたのか美紗さんは唇を離した。 「……ふふっ。キス、気持ち良いね?」 「うっ……」 確かにその通りなので、反論出来ない。 彼女は濡れた唇を指で拭い、ニコッと頬を緩ませた。 そして俺の耳元で、そっと囁く。 「ねぇ、この先もしちゃう?」 「なっ……!」 その言葉の意味は、考えなくてもすぐに分かってしまった。 途端、顔が熱くなるのを感じる。 こんな展開で童貞を卒業してしまうのか?
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