Chapter.1  ストーカーされてます!?

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あまりにも呆気ないと思っていると、美紗さんは俺のズボンに手をかけた。 「~~っ、やっぱダメだ!」 「きゃっ!」 その瞬間、俺は美紗さんを押し退けて飛び上がった。 やはり恋人になったからと言って、さすがに気が早すぎる。 俺は慌てて美紗さんから離れ、距離を充分に取ってから叫ぶ。 「いきなりエッチは無理だ!それに、準備もしてないし!」 「……女の子みたいなことを言うんだね、優真は。いや、この場合はヘタレかな?」 「う、うるさいな!」 不満そうに文句垂れる美紗さんだったが、「でも……」と頬を染めながら口を開く。 「私としては、君の赤ちゃんを産むことを望んでいるんだけど?」 「ぶっ!」 予想だにしなかった台詞を返され、思わず吹いてしまった。
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