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「んっ……」
再び触れる彼女の唇は、唾液で濡れていて柔らかかった。
……って、俺はなに溺れてるんだ!
あまりの心地好さに我を忘れそうになり、俺は慌てて唇を離そうとする。
だがしかし、美紗さんが急に俺の首に腕を回してきた。
「ン、あむ……っ」
「んんっ……!?」
再び彼女の生暖かな舌が、唾液と共に口内に侵入してくる。
驚いて離れようとしても、がっちりと強くホールドされているためそれも叶わない。
時間にして一分かそれ以上か、彼女は唇と腕を離してニコッと微笑んだ。
「ふふっ。またね、優真」
その表情はとても可愛らしく、俺は彼女が玄関から去るまで呆然とその場に立ち尽くしていた。
「……これ、絶対に夢だよな?」
急な展開に付いていけず、俺はそんな独り言を呟くのであった。
To be continued...
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