Prologue  いきなり監禁コース!?

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しかし俺も大人しく従う訳にもいかないので、とりあえず疑問を投げかける。 「どうして、こんなことをする?」 ブロンド美少女は「う~ん」と考え込んだ後、俺の目を見つめて答えた。 「あなたが好きだから、かな?」 ……理由になってない。 いや、まあ……こいつの場合は一応理由になり得るのか。 『好きだから拘束する』。 それがこいつの常識というやつだ。 「そんなことよりも……」 彼女は端正なその顔を近付け、俺の耳元でそっと囁いた。 「……赤ちゃん、作ろうよ?」 ドキッとする台詞だが、こんなことで俺が素直に頷くはずもない。 落ち着くために一度深呼吸をして―― 「断る」 と短く返事をした。
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