Chapter.2  日常が変化しました!?

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鳴ったのはアラーム。 学校に遅刻してはいけないと、予めセットしていたのだ。 「ヤバっ、そろそろ出ないと!」 「ん、もうそんな時間?それじゃあ、途中まで一緒に行こっか」 「えっ……?いや、それは……」 「嫌とは言わせない」 低い声で言葉を遮られてしまった。 本当にこの人は自分勝手というか、有無を言わさないというか……。 「わ、分かったよ。準備してくるから」 「うん。その間、私は食器を洗っておく」 そう言うと、美紗さんは食器をキッチンに運んで行った。 嬉しいと言えば嬉しいが、そんな気遣いが出来るなら俺の意見も尊重してほしい。 まあ、言ったところで無駄だと思うが……。 「はぁ……」 俺は深い溜め息を吐きつつ、自室へ向かうのだった。
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