Prologue  いきなり監禁コース!?

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すると俺の返事が不満だったのか、彼女はどこからかカッターナイフを取り出した。 チキチキと刃を剥き出しにし、虚ろな瞳をしたまま俺に向けた。 「……私と子作り、するよね?」 背筋が凍るような、酷く冷たい声色。 絶対に自分の意見を譲らない彼女に対し、俺は無言で頷いた。 再度断るという選択肢は、もはや残されていなかったのだから。 「うふふっ……君はツンデレだね。私を困らせるなんて、いけない子だよ」 困らせているのはどっちだ、俺はツンデレじゃない、と強く言いたかったが口に出さないのが利口だ。 「はぁ……」 代わりに溜め息が自然と漏れた。 一体、どうしてこうなってしまったのだろう……? その疑問に答えをくれる人など、居る訳もなかった。 To be continued...
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