Chapter.2  日常が変化しました!?

17/39

2997人が本棚に入れています
本棚に追加
/65ページ
それからホームルームが始まり、いつものように授業が始まった訳だが―― 「…………」 ずっと睨まれている。 俺を睨むヤツなんて、美紗さん以外に知り得る中ではただ一人だ。 そっと目を向けると、じっと穴が開くような視線を送る美波がいた。 「…………」 ……本当に穴が開きそうです。 俺、何かしたっけ? 考えても心当たりがまるでないので、俺はノートの切れ端に『何故睨む?』と簡単に書き、丸めて隣に座るクラスメイトに渡す。 「すまん、これを美波に」 「心得た」 小さな声で頼むと、頼もしい返事と共に紙くずを受け取ってくれた。 そのままクラスメイトたちの経由により、美波に紙くずが渡される。 ヤツはそれを開いて見た後、キッと再び俺を睨んできた。 ……何故?何故なのだ?
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2997人が本棚に入れています
本棚に追加