Chapter.2  日常が変化しました!?

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良く分からずに首を傾げていると、美波が返事を書いて寄越してきた。 『知るか、バカ。この女たらし!』。 ただ、それだけである。 女たらしとは、糸城さんのことを言っているのだろうか……? なんだか酷い誤解している。 「やれやれ……」 肩をすくめて溜め息を吐きながら、『糸城さんとは何の関係もない』と書き、クラスメイト経由で返事を送る。 手紙を見た美波は、なにやら訝しげな顔をした。 納得してくれたのだろうか……? そう期待していたが、どうやら違っていたようだ。 「ちっ……」 何故か舌打ちされた。 その後返ってきた手紙には、『そんなことじゃねぇよ、アホ』とだけ書かれていた。 「……?」 じゃあ、女たらしというのはなんのことだ……? 俺にはそう言われるほど、仲の良い女の子の友達はいないんだが。 心当たりがない俺は、授業中の間首を傾げ続けるのであった……。
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