小さな私

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すると頭の中で、綺麗なオルゴールの音色が聞こえてきた。 その音色は、どこか懐かしい感じがした まるでお母さんに包まれているような感覚がした 真っ白な空間でずっとオルゴールの音色が響き渡る そして笑い声が聞こえてきた二人の楽しそうな笑い声が 一人は女の子もう一人は、お姉さんの声が 一緒に笑っているような声、その二人が 私の方にゆっくりと近づいてくる。 ・・・たのしそうだなぁ・・・ と私は思い、微笑みながら ゆっくりと瞳を閉じる私の目の前は 少しずつ真っ白から真っ黒へ変わっていった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ここは、どこだろう?・・・ 目が覚めると、布団に私は寝かされていた 誰かの家、すこしボロくて、壁にいくつもの ヒビが入っている、ガチャ、とドアを開ける音がすると そこに立っていたのは、あの時、夢で見た二人の少女だった 私は、生きていた、暗いあの海底でで永遠に、捨てられて生きていく。 頭の中はそれしかなかった「
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