prologue

2/2
前へ
/10ページ
次へ
「あはははは」 「待って……」 幼い私が両親を追いかける。 でも、不思議なことに全く追いつけなかった。 「お母さん……お父さん……待ってよー」 「…乙葉、サヨウナラ」 嫌……行かないで! 「バイバイ」 「お母さんーー! 「元気でな、乙葉」 お父さん! 皆……どこへ行くの? 小4の頃、車に乗って出かけた帰りに事故にあった。 そして、この事故でお父さんとお母さんを亡くし私は一人ぼっちになった。 事故の衝撃で私には小4から前の記憶と両親の顔を忘れた。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加