始まる世界

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・・・・やめとければ良かった。 前々からこんな事を考えていたけれど、いざなるとやめとければ良かったとしか思えなかった。 ――自分がいなければ・・・・なんて――――――。 ~◆~ (あなたはもう・・・・帰れないわ) 耳元でささやかれた気がした。 「痛っ!」 突然投げ出された感じの痛みにおそわれた。 目を開いたら空が広がっていた。 綺麗な大空だ。 頭をうったらしく、後頭部をさすりながら体を起こす。 こ、ここは・・・・」 後頭部をさすりながらあたりを見渡した。
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