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辺りには和風の大きなお屋敷が囲んでいて俺のすぐそばには枯れている大木が聳えていた。
どうやら、この屋敷の中庭に落ちたのだろう。しかしなぜ落ちたのかは覚えていない。
「・・・・?」
何か落ちた音が後ろから聞こえた。
俺はその音が何か突き止めようとゆっくりと後ろへ振り返る。
そこにはひとりの少女が立っていた。どうやら布団を落としたらしい。
「悪いんだけど、ここはどこ――」
「そ、そこから離れてください!」
「え?」
彼女は俺の腕を掴み引っ張る。
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