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そのまま俺は彼女の後ろ側で座り込んだ。
彼女は腰に備えてあった刀をそのまま抜き出し構えた。
なにがなんなのかわからず彼女の方をみると・・・・。
彼女の目の前には一本の大木があった。先ほどみた奴だ。
しかし何かおかしい、大木からは何か見たかぎり黒く邪悪な気みたいのを発していた。
段々とその黒い気は形を作り始め、最終的には真っ黒な怪物の姿に変わり果てた。
その時、俺は衝撃のあまり立ち上がるとこも声を出すことができないでいた。
しかし刀を構えた彼女は怯みもしていなかった。
肌は白く、髪はショートで、透き通るような水色をしていて左側には鈴の付いたリボンを結んで、とても華奢な体で日本刀を構える。
「やああ!」
彼女はゆっくりと目を閉じて手に持った刀を体の中央で構えた。
怪物はそれをスキと見たのか、彼女に一心不乱に襲いかかる。
「危ないっ!?」
声がでた。
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