始まる世界

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さっきまで恐怖などで声が出なかったのに、自分でもわからないが声を発することができた。 彼女は怪物との距離感が1m位になったとき彼女はいつの間にか刀をしまっていた。 それは一瞬だった。 怪物は一瞬で真っ2つになった。 俺は度肝を抜いた。 その真っ2つになった怪物はきれいに彼女を挟んで真っ2つになった。 彼女は「ふぅ~」と一息ついて、俺の方へ手を伸ばした。 「大丈夫ですか?」 彼女はとても優しい顔をした。 「あ、ああ・・・・」 ぎこちない素振りで俺は彼女の手をとり、立ち上がった。
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