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「まずいぞ姫乃。早く行くぞ!」
「うるさいわね。まずはこの饅頭を飲み込む時間をくれないかしら。」
「そんな悠長なこと言ってられるか!」
姫乃と眞子は学校に続く長い坂を全力疾走していた。
「大体だな、姫乃が朝食を作ってと遅刻寸前の時間に言うのがいけないんだぞ。」
「うるさいわね。・・・ま、饅頭が喉に詰まった・・・」
「お、おい姫乃!?」
「わ、私のことはいいから・・・先に・・・」
姫乃はがくりと倒れた。
「姫乃ーーーー!」
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