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「ん……朝ですか…」
目を擦り身体を持ち上げる。
昨日少し遅く寝たせいか、身体が少しダルい。
「今日は…入学式……!?」
頭をわしゃわしゃしながら壁にかけてある時計を見る。
8時…45分…だと…?
「うわあああああ!!遅刻だああああああああ!!」
慌てて着替え顔を洗い寝癖のまま部屋から出る。
一日目から遅刻は流石に恥ずかしいです!
「お~う、天。何でそんなに急いでるんだ?」
部屋の前に不審者がいました。早く寮長に報告しないといけません。
「寮長おおおおおおおお!!不審者が寮にいいいいいい!!」
「どこにいるんだ!?」
「僕の目の前にですよ。」
「あ、俺か。」
「当たり前じゃないですか☆」
「「アッハハハハハハ」」
「嘘だろ!?」
嘘なわけないでしょうが…。
祐輔以外に適任なんていないですよ?
「逆に誇るべきだと思いますよ?」
「それは優しさからきてるんだよな!?そうだよな!?」
あ、そういえば遅刻してたんだっけ!!
「アホ祐輔に構ってる暇はないんだった!」
僕は祐輔を無視して走り出す。
「えっ!?ちょっ!?」
その僕を慌てて追う祐輔。
他の人に見られたらガチホモに思われるんじゃないかなぁ…
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