インタビュアー巡音ルカー

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「掛がえのない命」だと 流行りのうたは言うけれど 誰かが僕と替わってても 誰も困りはしない かわりばえのない日々に 借り物の僕らイスを探してる 何にもなれはしないまま 心臓は止まってく かさぶたになった傷を 引っ張り出してまたかきむしって 滲んできた二度目の言葉 悲しい歌がききたくて 好きな音楽は何ですか? 好きな食べ物は何ですか? 君の好きな人は誰ですか? 別にそれが僕じゃなくていいけど 誰もわかりあえないだとか 耳を塞ぎ喚いていた 本当はうわべだけだとしても 愛されていたかった 何にもなれはしないなら 形だけでも繕って 何かを成し遂げたフリをして ずっと笑っています 足りないものは何だろうな 何はなくともこれでいいか 憂鬱な午前7月前は あぁ もう少し眠らせて 好きな映画は何ですか? 好きな言葉は何ですか? 今会いたい人はいますか? きっとそれは僕じゃないんだろうけど ない ない 未来などない しない しない 期待しない いない いない 誰もいない 僕のそばにはもう 笑い 笑い 笑いあいたい 認めてほしいだけです あれこれ諦めてた 景色の向こう側が滲んで 好きな音楽は何ですか? 好きな食べ物は何ですか? 君の好きな人は誰ですか? きっとそれは僕じゃないんだとか 自分勝手に諦めては 独りよがりで傷ついてた 年をとってやっと気づきました ねぇ、まだ まだ間に合いますか?
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