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加奈子はソファーに座りながら、景子の部屋を見渡していた。
そこには髪型の雑誌や練習用のウィッグとさすが美容師と言えるものがたくさん置いてあった。
それでもすべて綺麗に整理されてるおかげか、ものが多いが加奈子には部屋が綺麗に見えた。
自分だったらこんな綺麗に整理できないだろうなと加奈子は心のなかで苦笑いをした。
「何してんの?」
とその時、加奈子の後ろから声がした。
そ加奈子が慌てて振り返ると、片手に服を持ちながら景子が立っていた。
「ううん何でもないよ、ここを見てたら相変わらず変わってないな~って感心してただけ」
「なんだそりゃ、まぁいいや、とりあえずこの服に着替えて着て私の部屋でいいから」
と言い、加奈子にある洋服を渡した。
加奈子はそれを広げたら、目が大きく開いた後、熱でもあるんじゃないと言えるぐらい顔真っ赤になってしまった。
それもそのはず、なぜならば景子が渡したものはものすごくミニなスカートに、おへそが見える服だった。
今の世では普通の服かも知れないが、加奈子はけしてお金持ちと言えるほどじゃないが、小中高はすべて女子校だった。
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