全てのはじまり

4/9
前へ
/11ページ
次へ
ある日、私も自分の魂の名を聞くことになる。 私の魂はなんと太陽神である天照大神だという。( 日本での呼び名であるが ) あまりにも有名な神様なので驚いたが実感は湧くはずもなく、当時16歳だった私は、この出来事に日常的に触れることとなり疑うことさえできる状況ではなかった。 なぜならHが【 神懸かり 】をしているときに発する内容がすべておもしろいように現実となっていくのだから。 それは私はもちろんのこと、家族も周囲も同様だった。 実は、この作業において私にはなにかできることはないかと神懸かりの際に聞いたことがあった。実感はなくとも天照大神という大きな神様の魂なのだから、力になれないわけがない!と思ったからだ。しかしその時の返事はこうだった。 《 あなたは自分自身のやりたいことを100%してください。 人生を謳歌してください。 そうすればもっている魂の大きさを感じることができるでしょう。 》 少しだけがっかりしたのが本音だったが、言ってもらった通り興味のむくままにやりたいことをして過ごした。人生を謳歌することを常に頭において毎日を生きていた。 ただ、父や兄は作業に大きく関わっていたので、常に近況は耳に入ってきた。 ちなみに開放場所のひとつである屋久島には私も参加した。 2008年9月。 Hが天照大神として神懸かりしてくれた。 どうしても相談したいことがあった。 屋久島の満天の星空の下、初めての自分の魂との対話。 あの時かけてくれた言葉、大きな愛に包まれるような感覚。 今も鮮明に覚えている。 私はこの対話の他にも、屋久島でなんとも説明しがたい不思議な経験をすることになる。 今思い返せば不思議とも思わないが、その出来事が私にとっての始まりだったのかもしれない。 そして、20歳になった頃から私は実家である亀岡を離れ、大阪でひとり暮らしを始めた。 “ 自分自身のやりたいことを100%する ” この言葉を胸に。 離れた実家ではタヒチに行った、タイに行った、、、等々いろんな情報が入る。 作業は順調に進行しているのだな、とただ思い傍観者の気分だった。 “ 私に何か役に立てることはないのだろうか ” この気持ちは常にどこかでもっていた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加